青春

ノスタルジックな気持ちに浸ることができる「スタンド・バイ・ミー」

20 6月 , 2017   Video

スタンド・バイ・ミーは今なお語り継がれる不幸の名作であるため、見たことがあるという人も多いのではないでしょうか。

子供から大人まで楽しむことができる映画ですが、子供の頃に見たときと大人になってから見るのとではまた違った印象を受けるのがこの作品の特徴となっていて、むしろ大人になってから見たほうがより面白さを感じることができる作品です。

原作はスティーヴン・キングの短編集である「恐怖の四季」の死体が元になっていて、それを映像化したのがスタンド・バイ・ミーとなっています。

物語は主人公の回想形式となっていて、子供の頃の友人がある刺殺をされたという事件を目にしたところから始まります。

田舎町に住む四人の少年たちは、秘密小屋に集まって遊んでいました。

代わり映えのない日々を送っていたところ、不良グループの兄の話を盗み聞きした時に行方不明の少年が30キロ先の森に列車に跳ねられ野ざらしになっていると知り、死体を見つければ有名になることができると少年たちは冒険に出ることを決意しました。

普通の作品であれば少年たちの冒険にハラハラドキドキするところですが、この作品の見所というのは少年たちの心情を上手く描いたというところにあり、少年たちは誰もが複雑な家庭の事情を抱いていてコンプレックスを持っている部分があります。

それを旅の途中に上手く掘り下げて少年たちに感情移入をすることができるところこそが、この作品最大の見どころとなっているのです。

大人から見れば他愛のない子供の遊びでも、少年たちからすると大冒険でありそれを通じて成長をする姿を見ることができます。

少年から大人になる姿を描いた作品とも言うことができ、この感覚は子供の頃に見てもわからないものであり、大人だからこそ楽しむことができ切ない気持ちを思い起こさせてくれるものです。

子供が見れば同じぐらいの少年たちの冒険活劇映画としてみることができ、大人が見ると子供の成長を見ることで自分の青春時代を振り返ることができる作品というのが、スタンド・バイ・ミーの大きな特徴であり子供から大人まで楽しむことができ今なお語り継がれる理由になっています。

少年たちは最終的に死体を見つけることに成功をしますが、この冒険を境に次第に疎遠となっていきいつしかバラバラになってしまいます。

そして、冒頭の友人が刺殺をされるという事件を目にしたところに戻り、過去の感傷に浸りながら話は終わります。

派手さはないものの、大人であれば誰もがこのような時期があったとノスタルジックな気持ちに浸ることができるのが、スタンド・バイ・ミーの面白さと言えるでしょう。


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